読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

医療従事者は、茶カテキン・テアニンでインフルエンザ予防出来ますか?

ご訪問ありがとうございます。

 

以前、お茶うがいとインフルエンザ予防効果について書きましたが、今回はお茶の成分服用とインフルエンザについてです。

 

参考文献 Effects of green tea catechins and theanine on preventing influenza infection among healthcare workers: a randomized controlled trial.

 

リンク  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=21338496

 

PMID:21338496

 

ランダム化されているか?

→されている

 

研究デザイン:ランダム化比較試験

 

論文のPECO

P:東村山の医療施設に勤務する20歳以上の医療従事者

E:茶カテキン(378mg/日)・テアニン(210mg/日)摂取98名

C:プラセボ99名

O:(Primary)臨床的に定義されたインフルエンザ発症率

 (Secondary)免疫クロマトグラフィーにより確認されたインフルエンザ、臨床的に定義されたインフルエンザ診断までの時間

 

※臨床的に定義されたインフルエンザ:発熱≧37.8℃かつ、咳・のどの痛み・頭痛・筋肉痛のうち2つ以上の症状

 

研究期間は、紅茶・緑茶・ウーロン茶・ハーブティーを250mL以上摂取しないよう制限されている。

 

除外基準

お茶アレルギー、試験開始前6カ月以内~試験開始後24時間以内のインフルエンザ感染、気道感染症に影響を及ぼす薬剤・サプリメントの使用、免疫疾患;、重度の心・呼吸器・腎・肝機能不全、治療を要とする貧血;、妊娠または授乳婦

 

 

一次アウトカムは明確か?

→インフルエンザ発症率1つに絞られており明確

 

真のアウトカムか?

→インフルエンザ発症率:真のアウトカム

 

盲検化されているか?

→盲検化されている

 

サンプルサイズ

→194名(パワー80%、α=5%)

 

ITT解析を行われているか?

→ITT解析されている

 

脱落率は結果を覆すほどあるか?

追跡率=99%

 

追跡期間

2009年11月9日~2010年4月8日の5カ月

 

結果

臨床的に定義されたインフルエンザ発症率

E群(4/97名)vs C群(13/99名) 調整OR=0.25(95%CI:0.07-0.76) p=0.022

 

免疫クロマトグラフィーにより確認されたインフルエンザ

E群(1/97名)vs C群(5/99名) 調整OR=0.17(95%CI:0.01-1.10) p=0.112

 

 

安全性

重篤な有害事象の報告なし

 

考察

 お茶を飲むか飲まないかの比較ではないが、お茶の成分によりインフルエンザが多少予防できるかもしれないといった結果。Primary outcomeのNNT=12名となり、日頃インフルエンザ感染のリスクが高いと思われる条件で活動している医療従事者にすれば、まずまずの予防効果なのかもしれない。あくまでもお茶を飲むか飲まないかの比較ではないが。研究に伊藤園が協力しているところは、多少結果を割り引いて考える必要があるのかもしれない。

 カテキンは、今回使用されている量はそこまで大量というわけではなさそうだが、テアニンに関しては普通にお茶を飲むぐらいではなかなか摂取出来ないほどの量かもしれない。研究に協力している、太陽化学のHPを見てみると、高級なお茶の方が含有量は多いとか・・・。あ、自分には無理かも・・・。

 

ちなみに、カテキン含有量をペットボトルのお茶ごとに羅列してみると・・・

お~いお茶:180mg/500mL 伊右衛門:180mg/500mL

生茶:246.7mg/500mL お~いお茶濃い茶:400mg/500mL

ヘルシア緑茶:540mg/350mL

なんだそうです。

 

わたくし、仕事中は基本的にお~いお茶ばかり飲んでいますが、インフルエンザの予防効果がどうとか以前に、単純にお茶大好きなので(*^_^*)

 

まあ、自分はインフルエンザ予防効果がどうであろうと、仕事中は基本的に、お~いお茶という生活は継続して行くことでしょう。←どうでもいい情報。

 

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。